2025年4月第3週より全国のガシャポン自販機で稼働開始した「豆ガシャ本 JR時刻表 第2弾」は、交通新聞社が発行する本物のJR時刻表を約1/12スケールで完全再現したカプセルトイです。1回500円(税込)で、全4種類のうちランダムで1冊が手に入ります。
本商品は、高さ約5センチという豆本サイズながら、各巻100ページ以上というボリュームを誇ります。表紙から本文、索引、路線図に至るまで、実際のJR時刻表をそのまま縮小印刷。極小フォントで記載されたダイヤグラムは、虫眼鏡やスマートフォンのズーム機能を使えば実際に読むことができる驚異的な再現度です。対象年齢は15才以上に設定されており、単なる玩具ではなく、本格的なコレクションアイテムとして設計されています。
第2弾では、鉄道史における重要な転換期の4冊がラインナップされています。1999年7月号は豪華寝台特急「カシオペア」のデビュー号として、20世紀末の長距離列車黄金時代を記録。2014年4月号は消費税8%導入直後の大規模ダイヤ改正を収録し、北陸新幹線金沢延伸を翌年に控えた在来線の大変革期を捉えています。2022年5月号は鉄道開業150周年を迎える記念すべき年の春号で、コロナ禍からの回復期における観光列車の動向が確認できます。そして2023年8月号は、北海道エリアの特急系統整理や東北新幹線ダイヤ復旧後の夏臨時列車情報を網羅した最新近年号となっています。
JR時刻表は単なる時間の羅列ではなく、日本の鉄道網の歴史と変遷を記録した貴重な資料です。1894年から続く長い歴史を持ち、現在は交通新聞社から毎月発行されています。鉄道ファンにとって時刻表は、ダイヤグラムを読み解く楽しみ、廃止路線の記録、新路線開業の瞬間を切り取った歴史的文書としての価値があります。
実物のJR時刻表はB5サイズで厚さも相当あるため、保管場所に困るという声が多くありました。しかし、豆ガシャ本なら手のひらサイズで保管でき、歴代の記念号を並べてディスプレイすることも可能です。また、ガシャポンオリジナル編集により、現在は廃止された路線のダイヤも収録されており、通常の時刻表では入手困難な過去のデータにアクセスできる点も大きな魅力となっています。
2024年3月に発売された第1弾は、1987年4月号(JR発足直後の創刊号相当)、2013年4月号(通巻600号記念)、2022年10月号(鉄道開業150周年記念)、2023年5月号(時刻表創刊60年記念)という節目の4冊をラインナップ。発売直後から話題となり、多くの店舗で品薄状態が続きました。各巻106ページというボリュームと、実際に読める印刷品質が「500円でいいの?」というコストパフォーマンスの高さで評価され、第2弾の制作につながりました。
バンダイの豆ガシャ本シリーズは、実在する書籍を忠実にミニチュア化したカプセルトイのシリーズです。表紙だけでなく本文まで完全に縮小印刷し、実際にページをめくって内容を確認できる点が最大の特徴。JR時刻表以外にも様々な書籍がラインナップされており、ミニチュア愛好家と実用書ファンの両方から支持を得ています。
SNSやレビューサイトでは、「表紙の金色のJRマークまで完璧に再現されている」「スマホのズーム機能を使えば時刻まで読める」といった再現度の高さを評価する声が多数寄せられています。特に「廃止路線のダイヤを手元に保存できる」という点は、鉄道ファンにとって大きな魅力となっており、「実物と並べて縮尺比較ショットを撮影するのが楽しい」という新しい楽しみ方も生まれています。
一方で、「4種類ランダムなので狙った号が出るまで回すと出費がかさむ」「文字が小さすぎて実用時刻表としては厳しい」といった声もあります。また、「店頭の回転が速く、見つけたら即回し推奨」「稼働開始1週間で売り切れていた」という入手困難性を指摘する声も多く、人気の高さがうかがえます。コレクション性を重視する人からは「全種揃えたいならフリマアプリでのセット購入も検討すべき」というアドバイスも見られました。
東京都内では、ガシャポンのデパートららぽーと立川立飛店、ガチャガチャの森池袋サンシャインシティアルタ店、ガチャガチャの森新宿サブナード店など、大型商業施設内のガシャポン専門店で多く設置されています。また、ビックカメラ立川店、小田急百貨店町田店などの家電量販店や百貨店の玩具売場でも取り扱いがあります。特に立川・町田・池袋・新宿といったターミナル駅周辺に設置が集中しており、通勤通学の途中でも立ち寄りやすい立地となっています。
店頭での入手が困難な場合は、「ナムコパークス オンラインストア」でのネットガシャポンも利用可能です。1回500円(送料別)で、2025年12月31日まで販売予定となっています。ただし、在庫がなくなり次第終了となるため、早めの利用がおすすめです。また、バンダイ公式の店舗検索サービス「ガシャどこ?PLUS」を活用すれば、近隣店舗の在庫状況をリアルタイムで確認することもできます。
経験者からのアドバイスとして、「新規設置直後の朝一番が狙い目」「土日よりも平日の方が競争率が低い」といった声があります。また、「ガシャポン専門店は補充頻度が高いため、定期的にチェックすると良い」という情報も。全4種をコンプリートしたい場合は、SNSやフリマアプリでのトレード・購入も視野に入れると効率的です。保管については、紙製品のため湿気に弱いことから、「ミニチュア用書棚やチャック袋に乾燥剤を入れて保管」することが推奨されています。
豆ガシャ本 JR時刻表 第2弾は、鉄道ファンはもちろん、ミニチュア愛好家、昭和・平成レトロ好き、そして日本の交通史に興味がある人すべてにおすすめできるカプセルトイです。特に、実物の時刻表は保管場所に困るという人や、過去の廃止路線のダイヤを手元に残したい人にとっては、まさに理想的なアイテムといえるでしょう。
1回500円という手頃な価格設定ながら、100ページ以上のボリュームと驚異的な再現度を実現した本商品は、バンダイのものづくりへのこだわりが詰まった逸品です。第1弾と合わせて全8種類を集めれば、1987年から2023年までの日本鉄道史の重要な節目を手のひらサイズで一望できるコレクションが完成します。
東京都内には多数の設置場所があり、オンライン購入も可能なため、入手機会は比較的恵まれています。ただし、人気商品のため品薄になりやすいので、見つけたらすぐに回すことをおすすめします。この小さな時刻表が、あなたの鉄道への情熱を新たな形で表現する素晴らしいコレクションアイテムになることでしょう。
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