2025年7月第2週より東京都内で展開されている「豆ガシャ本 りぼん70周年記念『りぼんコミックス』02」は、少女漫画雑誌「りぼん」の創刊70周年を記念した特別なカプセルトイです。バンダイのガシャポンシリーズから発売されているこの商品は、1回500円(税込)で楽しめる本格的なミニチュアブックコレクションとなっています。
このシリーズの最大の特徴は、りぼんコミックスの単行本1巻を全高約5cmという手のひらサイズで精巧に再現している点です。実際にページをめくることができ、中身は実際の単行本から抜粋・再編集されたバンダイ編集版が収録されています。さらに、カプセル内に同梱されているミニブックを切り取ると、豆本のカバーとして装着できる仕組みも話題を呼んでいます。
対象年齢は15歳以上に設定されており、全6種類のラインナップで展開。それぞれの作品は、りぼんの黄金期を彩った名作ばかりです。
第2弾となる今回のラインナップは、90年代から2000年代のりぼんを代表する作品が勢揃いしています。「ときめきトゥナイト」「姫ちゃんのリボン」「ママレード・ボーイ」「こどものおもちゃ」「愛してるぜベイベ★★」「ハニーレモンソーダ」という、世代を超えて愛される作品群が選ばれており、各作品の第1巻がミニチュア化されています。
りぼんは1955年の創刊以来、日本の少女漫画界をリードし続けてきました。特に90年代には発行部数255万部という驚異的な記録を打ち立て、多くの少女たちの青春を彩ってきました。今回のカプセルトイシリーズは、その70年の歴史への敬意と、作品への愛情が込められた記念碑的な商品といえるでしょう。
例えば「ときめきトゥナイト」は、吸血鬼と狼男の血を引く主人公・江藤蘭世の恋愛を描いたファンタジーラブコメディとして、1982年から1994年まで連載され、アニメ化もされた大ヒット作品です。「ママレード・ボーイ」は複雑な家族関係の中で展開される恋愛模様が話題を呼び、世界中でファンを獲得しました。
「こどものおもちゃ」は芸能界で活躍する小学生・倉田紗南と問題児・羽山秋人の関係を中心に、子供たちの成長を描いた作品で、深いテーマ性と軽快なギャグのバランスが評価されています。これらの作品は、単なる恋愛漫画にとどまらず、友情、家族、成長といった普遍的なテーマを扱っており、現在でも多くの読者に愛され続けています。
豆ガシャ本シリーズは、第1弾が2025年1月に発売され、大きな反響を呼びました。今回の第2弾も前作同様の高いクオリティを維持しており、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。製本の質感、紙の質、印刷の再現度まで、細部にわたってこだわり抜かれた仕上がりは、まさに「手のひらサイズの宝物」と呼ぶにふさわしいものです。
りぼん70周年を記念したカプセルトイは、豆ガシャ本だけではありません。2025年2月には「りぼんコミックス めじるしアクセサリー」(全10種・1回300円)が発売され、傘やペットボトル、ポーチなどに付けられる実用的なアイテムとして人気を集めています。
さらに、2025年4月には「りぼん カプセルラバーマスコット」(全10種・1回300円)も登場。約6cmのPVC製ラバーストラップは、雑誌付録などの懐かしいイラストを採用しており、ノスタルジックな魅力にあふれています。これらの関連商品と組み合わせることで、りぼんの世界観をより深く楽しむことができるでしょう。
SNSやレビューサイトでは、「エモすぎる」「クオリティ高すぎ」といった絶賛の声が相次いでいます。特に30〜40代の「元りぼんっ子」世代からは、「昔集めた単行本が掌に戻ってきた」というノスタルジックな感想が多く寄せられています。紙質・製本・ページ印刷まで忠実に再現された作り込みは、「全部集めたくなる」という収集欲を刺激しているようです。
開封時のワクワク感も大きな魅力の一つとなっており、「目当てのタイトルが一発で出た!」という喜びの報告や、写真付きの自慢投稿がSNS上で次々と拡散されています。ディスプレイ用として机上に飾ったり、フィギュアと一緒に撮影したりと、楽しみ方も多様化しています。
一方で、いくつかの注意点も報告されています。最も多く指摘されているのは、文字サイズの問題です。「マッチ棒サイズで読めない」「鑑賞用と割り切るしかない」という声があり、実際に読書を楽しむというよりは、コレクションアイテムとしての性格が強いことがわかります。
また、1回500円という価格設定は、通常の300円帯のカプセルトイと比較すると高めに感じる人もいるようです。全6種類をコンプリートするには最低でも3,000円以上かかることから、コストパフォーマンスを気にする声も聞かれます。人気の高さゆえに売り切れも続出しており、「設置場所を探し回った」「通販で割高に買った」という報告も複数寄せられています。
東京都内では、現在40箇所以上で「豆ガシャ本 りぼん70周年記念『りぼんコミックス』02」が設置されています。特に入手しやすいのは、池袋のガシャポンのデパート池袋総本店やガシャポンバンダイオフィシャルショップ池袋店です。サンシャインシティ内に位置するこれらの店舗は、品揃えが豊富で在庫補充も頻繁に行われています。
秋葉原エリアでは、イエローサブマリン秋葉原店が人気スポットとなっており、ラジオ会館6階という立地の良さも手伝って、多くのファンが訪れています。渋谷エリアでは、#C-pla原宿竹下通りやドリームカプセルMAGNET by SHIBUYA109店での設置が確認されています。
意外な穴場として注目したいのが、JR駅構内の設置場所です。目黒駅東急連絡改札内、蒲田駅改札外みどりの窓口前、西日暮里駅改札外NewDays KIOSK前など、通勤・通学の途中で立ち寄れる場所に設置されています。これらの場所は、専門店と比べて競争率が低い傾向にあります。
また、東京スカイツリータウンのガシャポンバンダイオフィシャルショップ東京ソラマチ店や、お台場のデックス東京ビーチ内#C-plaなど、観光地に設置されている場所も狙い目です。平日の午前中や夕方以降は比較的空いていることが多く、ゆっくりと楽しむことができます。
店舗での入手が困難な場合は、「ガシャポンオンライン」での購入も検討できます。発売前予約や発売後のオンライン抽選購入が可能で、送料はかかりますが確実に手に入れたい場合には便利なサービスです。また、Amazon、楽天、駿河屋などでは全種セットの販売も行われており、コンプリートを目指す方にはこちらもおすすめです。
まず第一に、90年代から2000年代にかけてりぼんを愛読していた「元りぼんっ子」世代の方々には、強くおすすめしたいアイテムです。青春時代の思い出が詰まった作品を手のひらサイズで所有できる喜びは、何物にも代えがたい価値があります。
第二に、ミニチュアコレクターやフィギュア愛好家の方々にも最適です。デスクやフィギュア棚に飾ることで、空間に彩りを添えることができます。精巧な作りと高いクオリティは、コレクションの一部として申し分ない存在感を放つでしょう。
第三に、SNSで推し作品の写真を投稿したい方にもぴったりです。フォトジェニックなミニチュアブックは、撮影小物として優秀で、投稿のクオリティを格段に向上させてくれます。
購入を検討される方は、以下の点を事前に理解しておくことが重要です。まず、実際に内容を読むことは困難であり、あくまでもディスプレイ用・コレクション用のアイテムであることを認識しておきましょう。また、人気商品のため売り切れリスクが高く、全種類をコンプリートするにはある程度の投資が必要になります。
それでも、りぼん70周年という記念すべき年に登場したこの特別なカプセルトイは、少女漫画文化への愛と敬意が込められた逸品です。東京都内には多数の設置場所があり、アクセスしやすい環境が整っています。懐かしい思い出と新しい喜びが交差する「豆ガシャ本 りぼん70周年記念『りぼんコミックス』02」を、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの日常に小さな幸せと懐かしい記憶を運んでくれることでしょう。
まだコメントがありません
最初のコメントを投稿してみませんか?
あなたにおすすめの関連記事をピックアップしました